「なぜだろう?」「どうしてだろう?」と思ったときから、子どもたちの心も体もフル回転。実験観察を自らの手で行うことにより、思考力を養い、相乗効果として楽しさのうちに想像力・実行力・着想力がうまれ、将来、社会に貢献できる人財が育成されます。
●理科実験の流れ・・・結果に至るプロセスを経て、思考力が養われます。
疑問
なぜだろう? |
予想・仮設 もしかしたらこうかな? |
方法 確かめるにはどうすればいい? |
実験・観察 実験をして確かめよう! |
結果・考察
なるほど納得! |
●実験例:「どちらが水で、どちらが食塩水でしょうか?」(小5水溶液)
●なぜ理科実験か●
藤原学園は昭和31年の開塾時より理科実験を実施しています。
戦後間もない物資に恵まれない中で、いろんな工夫をしながら実験を実施してきました。
なぜ理科実験なのでしょうか。
それは子どもたちの反応がダイレクトで、授業をする側も受ける側もワクワクするというのが一番大きな理由です。
そして結果だけにとらわれるのではなく、その結果に至るプロセスを一つ一つ解明する中で新しい発見があり、思考力が養われていくというところが素敵なのです。
体験して得た知識というのは忘れません。
そして将来子どもたちが何かをする時のきっかけにつながることもあります。
だからこそ今のうちにあらゆることを「体験」し、体を使って「体感」させることが大切なのです。
●藤原学園が理科実験にこだわる理由●
「何かを学ぶためには自分で経験する以上にいい方法はない」(アインシュタイン)
藤原学園では受験生といえども理科実験を実施しています。実験は手間暇がかかるものです。
文章を読むだけで「これはこうなります。理屈は分かりましたね。じゃあ結果を覚えましょう。」というのではありません。
言葉で説明すれば10分、15分で済むところを1時間以上かけて実験します。
今のインスタントの時代には逆行しています。
しかしながら実際に試すことで得ることは大きく、たくさんあるのです。
子どもたちを取り巻く社会情勢はこれからますます厳しいものになっていくでしょう。
自ら創意工夫を凝らして課題をクリアーしていく力を身につけていくことが、将来を実りあるものにしていくのです。
そのためにも多くの体験を積み、体感していくことがすべての基本と考えて子どもたちと接しています。