【実施教科】3科(国語・算数・理科実験)
《授業の受講について》
●国語・・・週1回or週2回
●算数・・・週1回or週2回
●理科実験・・・年間16回(開講日は校により異なる)
国語と算数は、週1回ずつか週2回ずつのいずれか選択受講が可能です。
また、授業曜日も2曜日の設定から選んでいただけます。
※詳細は各校の時間割をご参照下さい。
《授業内容について》
国語
国語の授業は漢字テストからスタートします。
年度に1級ずつ漢字検定を合格することを目標にし、日々家庭学習の課題として継続しています。
たかが漢字されど漢字…丁寧な漢字学習を続けることは、家庭学習の背骨を作ることに繋がります。
本科生全員には国語辞書1冊ずつを持たせ、積極的に辞書引き経験を積ませています。
1事項を調べる都度に付箋を貼るという方法も意欲を高める要因となり、1年間で200~600語辞書引きをしています。
読解練習もスモールステップごとに成功体験を積むことで力を付けさせます。
同一本文を3回連続で扱い、言葉の意味→接続語の穴埋め→指示語の把握→段落ごとの要点まとめ→内容理解に関する設問へとステップアップさせます。
読解練習は無学年の個別進級式教材を使用していますから、各自の理解力や速さに応じて進めることができます。
教師はたえず子どもたち一人ひとりに声をかけ質問を引き出す工夫をしています。
算数
算数は、数と計算・量と測定・図形・数量関係などの各領域における学習内容の基本をしっかり理解・定着させることを主目的にしています。
展開は2部構成(①②)です。
①家庭での課題学習を点検し、つまずきを指導します。
授業毎に、お子たちから今小学校で習っているところを聞き取り、その内容に即した課題を家庭学習として与えています。
授業の最初に個々に課題を点検し、「学校でのつまずき箇所」を早期に発見・手当をします。
②個別進級式の教材に取り組ませ、指導します。
学年の枠に捕らわれない、各自の理解度や進度に合わせたスッテプアップ式の教材を使用し、一人ずつへの励ましやフォローを積み重ねています。
算数が得手の生徒はテンポよく学習を進め深めます。
不得手の生徒も自分の理解の速さに応じ確実に進歩します。
教師はたえず子どもたち一人ひとりに声をかけ質問を引き出す工夫をしています。
「尋ねること」は恥ずかしいことではない!を徹底しているつもりです。
上級生が下級生にアドバイスを与えてくれる…といった風景も日常的に見受けられます。微笑ましいです。
学習領域は各自違っても、約束事を共有し、励ましあって、集団として力をつけ前進していく、藤原学園の算数のあり方です。
理科実験(ジュニアサイエンス)
小3・4年と小5・6年の2学年ごとのクラス構成です。
小学校での学習内容をもとにした基本実験から学園独自の応用実験まで、2年間のカリキュラムで行います。
すべて実験をメインにした授業です。
各回の実験には「テーマ」があります。
実験の目的は何か、安全で正しい実験を進めるために守るべきことは何かを確認後、実験をスタートします。
実験中は机間巡視を欠かさず、助言指導し安全面に最大の配慮をします。
実験後は「まとめ学習」としてプリントや板書を通しての問答を重ねます。
昨今、小学校の授業で実験を経験することはかなり難しい状況だと思われます。
準備・片付けに要する時間や安全対策への配慮などの観点もあろうと思いますが、何より実験による学習が「効率の良くない学習」の一つだからです。
かなりの時間を掛けて取り組ませたのに、実験結果が教科書と違っていたり、得られる結論がたった一つだったりします。
限られた理科の授業時間で、実験に腰を据える暇はないでしょう。
しかし、学園は創立以来あえてその「効率の悪さ」に抗し続け、子どもたちの驚きや喜び、失敗から考える姿勢を最重要点にしてきました。
結果、体験を自信に繋げ「理科が大好きだ!」という子どもたちが多く育ってくれた…と自負しています。